ポンド/ドル好調です-2

昨日のポンド/円 は、欧州時間で大きく値を下げました。が、米国時間では、買戻しが優勢になり、日足ではプラスで推移しました。ポンド/ドルは終始買い優勢でした。
 　自分の予想は今のところ外れてはいません。消費者物価は上昇傾向であり、安易な金利引下げは墓穴を掘ると判断していたのですが、予想通りです。米国のサブプライムローンに対する金利引下げという対応は過去の日本のバブル後の対応に似ています。バブル後、日本は金利引下げを実行しました。消費が冷え込み、物価が上昇しなかったことが幸いしました。今の現状は当時とは大幅に違います。消費は冷え込みつつありますが、物価は上昇傾向です。
物価が上昇しているのに、金利を上げられない。消費は冷え込む。こう考えると、米国のおかれている状況は深刻です。
それに比べると、金利据え置きを選択したイギリスや欧州の方がまだ救われる余地を残しています。なぜなら、サブプライムローンを抱えた人間が存在しないという事です。ローンを扱った金融機関への対応などは、部分的な対応で済むからです。日本の証券会社や消費者金融会社がつぶれた程度のものです。失業者が発生しても部分的です。信用不安は大きいけれど、一国の舵取りを左右する程度のものか、部分的な対応で対応可能かどうか。
今後も、米国がゆれれば、他国も大きく揺れるでしょう。しかし、まだましなところへ金は移動する。こんなところでしょうか。
ポンド/円が底を打ったと判断するのは早計でしょうか？
でも、ドルよさらば、ポンドは上昇やーって、ミンナデ渡れば怖くないって思うのですが。
来週はどんなあんばいになりますでしょう。
一時期マイナス３万円を超えるほどの円高傾向だったのですが、終値ではマイナス１万円を切る程度で終わりました。豪ドルは微増、カナダドルは米国に連れ安で値を崩し、ポンド/円、ポンド/ドルは買われました。